2019/10/11 16:57

2017年11月に私のおばあちゃんが100歳になりました。


その記念にと思って作った曲です。



小さい頃からおばあちゃん子だった私は、新潟のおばあちゃんの家が大好きでした。


夏休みには必ずおばあちゃんの家に行き、猫と戯れながらのんびり過ごし、美味しいものを食べまくっていました。

枝豆とかカニとかお菓子とかジュースとか。そりゃ太る~笑



周りの家と比べてもとっても古くて、今にも崩れてしまうのではと心配になるような小さなお家でしたが、私にとっては唯一無二の小さなお城!


隠し部屋に行くはしごみたいな階段や、頭が天井についてしまいそうな屋根裏みたいな二階、雨が降るとものすごい音がする透明の屋根がたまらなく好きでした。


庭には猫3匹が住む納戸があり、裏にはすぐ近くの山が見えて、その風景も大好きでした。



私が高校を卒業する頃には、そのお城も壊さなくてはいけなくなり、もうおばあちゃんの家はなくなってしまいました。


その頃から20代くらいは、自分自身の人生に精一杯で、おばあちゃんの家がなくなることについてあまり深くは考えることはなかったのですが、大人になり少し余裕も出て、ふと子供の頃を思い返してみたら、なくなってしまったおばあちゃんの家がたまらなく恋しくなり。。。ないと思うと余計に切なく。。。


この記憶が薄れて消えてしまう前に、おばあちゃんの家を、私のお城を、形に残しておきたい!と思うようになり、私は私らしく大切な記憶を音楽として残してみようと一念発起!


大好きな風景、匂いも覚えてるけど、不思議と音の記憶が一番鮮明で、おばあちゃんの家でしか聞けないあの音をメインテーマにしたいなと思い、擬音語を軸にした歌詞を書き始めました。



ガラガラ ガタン ガラッ

ミシミシ パキン ミシッ

パチパチ バチン パチッ

ジージー ザザザ ジー

なんの音だかわかりますか?笑



チクタクチクタク ボーンボーン

これはわかりますかね?^^




このおばあちゃんの家を知る、私の家族や周りの人がこの曲を聞いて「懐かしいな~!そうそう!こんな家だったよね!」って感じてくれたらいいなと思って、思いっきり個人的な内容で曲を作ってしまいましたが、CD発売後この曲を聞いた方々に「自分の育った実家を思い出したよ~」とか「おじいちゃんと過ごしたことを思い出したよ!」とか言ってもらえることが多々あり、とってもとっても嬉しく感じています。



無くなってしまった風景、無くなってしまったもの、亡くなってしまった人を、自分の中からなくさないようにしたいと思っても、日常を生きてるとそれが難しくなる時もあります。


でも「おばあちゃんの家」を歌うたびに、おばあちゃんと、そのお家を鮮明に思い出すことができます。

この曲が作れて本当に良かった。



2018年2月18日に100歳で息を引き取ったおばあちゃんに、心から感謝を込めて歌い続けます。